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『スマート工場アカデミー<18時限目>』(2024.10.01)

更新日:10月3日

10月に入り、秋の訪れを感じる季節となりました。涼しい風と共に、色づく木々や秋の味覚が楽しめるこの時期。

ハロウィンや紅葉など、ワクワクするイベントも満載ですね。皆様はどうお過ごしの予定でしょうか?

技術屋集団コスモマンの一人「たかし」です。

今月から新たに若いコスモマンが1名入社です!

先月もインターン生が多く来てくれていて、最近のコスモ技研は非常にフレッシュです。

常に新鮮でいたいものです。

 

<RE:ロボット教室 第11軸 〜ロボットシステムの構築③〜>

 

今回はロボットシステム構築における『ロボットの安全』についての第2弾です。

 

産業用ロボットが配置されている工場は、人にとっての危険な箇所が非常に多いです。

作業者が立ち入ってはいけない場所、作業者が立ち入ったら設備を停止させなければ

いけない危険なエリア等が多く有ります。

これらの危険なエリアに踏み込んだ場合、即時にロボットを停止させたり

電源を遮断する安全対策が必要になる場合があります。

 

そんな場所にはどうするかというと、一般的によく知られている圧力検知方式の

マットスイッチを設置する方法があります。

(作業者の存在を検知する事で、危険領域での安全が確保する事もできます)

 

但し、安全用途で設置するのであれば、「マットスイッチが動作しない状態になっていないか」を常時監視するが必要があります。

 

つまり、マットスイッチが断線してないかをチェックするという事です(フェイルセーフ)。

マットスイッチを安全な状態で使用する為に、電気回路構成や電気機器の選定にも安全に配慮した設計が必要です。

 

その他、現在よく使用しますが、「セイフティレーザースキャナ」という機器もあります。

 

危険領域内に人が入り込めるような場合、安全ドアスイッチやセイフティライトカーテンでの進入を検知するだけでは不十分なときに使用し、特定の領域を2次元的に検出するのが

セイフティレーザスキャナです。

 

レーザスキャナはレーザ光をスキャンさせその反射光を受光器で検知しモニタする事で

領域の安全を監視するもので、タイム・オブ・フライト(TIME_OFF_FLIGHT)原理のレーザ測定システムとなります。

 

安全確保をする機器は多くリリースされていますが、機器だけではなく、作業環境自体の安全対策も重要です。

例えば作業者のコンディションを確認できる仕組みや、就労状況等の管理も事故防止に

おける、間接的な対策と言えます。

 

製造現場以外の人達も関わって、安全な現場環境作りをして頂けると、我々の様なロボットSIerも大変嬉しく思います。

 

10月は秋の楽しみが多い季節です。仕事もプライベートも充実して過ごして行きましょう!

 

それでは今月も「ご安全に!

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